最終兵器 2008 5 10
高騰する原油価格。
そんな話を聞けば、とかく悲観的になりがちな日本人は、
意気消沈するかもしれません。
しかし、原油高が、日本の最終兵器になるかもしれません。
現代において、最強兵器は核兵器でしょうが、
それ以上に強力な兵器があるのです。
高騰する原油価格が、日本以外の国を破壊するでしょう。
1バレル200ドル時代を生き残れる国は、日本しかないのです。
しかし、「産油国は有利ではないか」という意見があるでしょう。
それは、下記の「ソ連 2004 4 16」を読んでください。
石油に代わる究極のエネルギー。
それを止めているのは、権威主義に陥っている日本の科学界です。
ソ連 USSR 2004 4 16
ソ連にとって、アフガニスタン侵攻の失敗は、
結果的には、致命傷となりました。
さて、ここで、歴史的な背景を点検しましょう。
ソ連は、石油危機による石油価格の高騰によって、
多額の外貨を獲得することになりました。
しかし、これが、ソ連の「命取り」になるのです。
石油や天然ガスの輸出によって、
安易に、外貨を獲得できることに安住してしまったのです。
当時、ソ連のライバルであった資本主義国は、どうだったのか。
資本主義国は、「技術革新」と「経済改革」に努力していたのです。
一方のソ連は、石油などで外貨を獲得しつつ、
それに安住して、「経済改革」や「技術革新」が遅れてしまい、
結果的には、経済の「軍事産業」への依存度は高いものとなってしまいました。
これが、ソ連崩壊につながるのです。
「安住」
向上心をなくして、その状態に満足してしまうこと。